振袖の移り変わり

振袖を着ることで気持ちを落ち着かせていた昔の人々

振袖を着ることで気持ちを落ち着かせていた昔の人々 未婚の女性の礼装となるのが、振袖です。
成人式に着る人が多く、それ以外でも結婚式の礼装としても有効です。
そんな振袖の歴史は古く、江戸時代の初期には未婚女性の正装となっていました。
袖の長い着物を着ているかどうかによって、未婚女性と既婚女性を見分ける事が出来るようになっていましたが、この頃は18歳になれば袖を短くして留袖にするという風潮があり、着る事が出来るのは18歳までの女性と限られていました。
現在では年齢に関わらず、未婚女性の礼装となっており、20歳の門出を祝う成人式は勿論、結婚式に出席する際にも、着るという女性が多くいます。
そんな振袖が持つ、正装という意味合いには、気持ちを落ち着かせるという意味もありました。
着れば気持ちを引き締める事が出来るというのは現在でも変わりません。
その為、20歳になり、新たな門出を祝う成人式で振袖を着るというのは、気持ちをしっかりと落ち着け、引き締め意味合いも込められています。

未婚女性の正装として着られていた振袖

現在、未婚女性の正装として振袖は成人式や友人の結婚式に着られています。
結婚すれば正式の場では留袖を着るのが通例となっています。
ただ未婚であってもそれなりの年齢の女性が振袖を着るのには違和感があるように思います。
それは本来振袖が若い未婚の女性を対象に作られたものなので、具体的な年齢は決まってはいませんが若いとは言えない独身の女性を念頭に置いていないからです。
そこでもしパーティに出席したり、結婚式に招待されるなど、正式な場所に着物を着て出席したい場合は振袖でなく、色留袖かまたは少し格が落ちますが訪問着を着ることをお勧めします。
特に色留袖では着付けの際に帯を変わり結びにすると華やかな雰囲気が出てきます。
着物には昔からのルールが多く残っています。
それと現在の女性の生き方や暮しとがずれていると思われる点も少なくありません。
正式な場で何を着るかはその一例です。
自分の年齢だけでなく、地域の慣習やどういった場であるかも考えて決めましょう。